<8月>新視点 モノから前方後円墳時代を考える 農工具副葬古墳の被葬者とその役割
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  • 松浦講師
  • 松浦 宇哲(嘉麻市教育委員会生涯学習課文化財係長)
講師詳細

 農工具は、鏡や武器などに比べると、古墳の副葬品としてはいたって地味な存在。しかし、農工具を主体的に副葬する古墳は意外と重要な古墳が多い。これらの古墳に埋葬された人々の中には、ヤマト王権や朝鮮半島諸国との関係がうかがえる人物もいたようだ。本講座では、北部九州における農工具副葬古墳の特徴について検討し、地域社会でその被葬者たちがどのような役割を担っていたのか考察する。(講師・記) 

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<通しテーマ>
 前方後円墳は3世紀の終わりから7世紀にかけて九州・鹿児島から東北・岩手までおおよそ5000基が築かれている。300年以上にわたって同じような形の墳墓が築かれていることは、この時代のヤマト王権を抜きにしては考えられない。では一体、ヤマト王権とどのような関係をもって前方後円墳は築かれたのであろうか。これを解く鍵は、青銅製の鏡、煌びやかに輝く金銅製の装身具、黒光りする鉄製甲冑などに代表される副葬品にある。これらを所有している前方後円墳はほんのわずかな古墳だけである。こうした副葬品を所有していた被葬者は、どのような豪族であったのか。農工具・横穴式石室・馬具などを通して埋葬された豪族の実態を描くとともに、ヤマト王権との関わり、ヤマト王権の政治構造などを検証する講座である。新たな古墳時代像が描かれるであろう。(宇野愼敏講師・記)


この講座は終了しました
日程
2022/8/27
曜日・時間
土曜 13:00~14:30
回数
1回
受講料(税込)
会員 2,970円 一般 3,740円
設備費(税込)
220円
持ち物など
※設備費は、教室維持費です。

講師詳細

松浦 宇哲(マツウラ タカアキ)
1970年生まれ。大阪大学文学部史学科(考古学専攻)卒業。現在、嘉麻市教育委員会生涯学習課文化財係長。嘉麻市の文化財行政に従事する傍ら、古墳時代の北部九州や遠賀川流域の古代史について研究。近著に「農工具からみた山の神古墳の被葬者像」『山の神古墳の研究』(九州大学考古学研究室 2015)など。