<5月>再検証 前方後円墳時代を考える 集落と前方後円墳

  • 「仁徳天皇陵古墳」(堺市博物館提供)
  • 武末 純一(福岡大学名誉教授)
講師詳細

 古墳時代は、死んだ人の場である古墳の研究だけでは解明できず、人々が生きていた場である集落の研究が必要不可欠である。今回はまず、古墳に葬られた人たちが生前に暮らした首長層居宅(豪族居館)の様相を述べる。次に、古墳時代前期から中期の交流拠点集落や韓半島の交流拠点集落の構造と変動を、日本列島の中の三国系土器や韓半島の中での倭系土器から述べる。そして、中期の巨大古墳が本当に強力な統一王権の産物なのかを考える。(講師・記) 

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<通しテーマ>
 世界で最も大きなお墓は、大阪府堺市にある仁徳天皇陵古墳である。全長 486mある。エジプトのピラミッドや中国の秦の始皇帝陵よりもはるかに大きい。中国の秦とは比べようもないぐらい小さな日本国で、世界一の前方後円墳を築いている。おかしな話である。仁徳天皇陵古墳を築いたのは、わが国の天皇に他ならない。小さな国の日本の天皇が、世界一の前方後円墳を築いている。わが国に世界一のお墓を造れるほどの権力・経済力があったのであろうか。その謎に北部九州各地の前方後円墳・豪族から迫ってみたい。(宇野愼敏講師・記)


この講座は終了しました
日程
2021/5/8
曜日・時間
第2 土曜 13:00~14:30
回数
1回
受講料(税込)
会員 2,970円 一般 3,740円
設備費(税込)
110円
持ち物など
※設備費は、教室維持費です。

講師詳細

武末 純一(タケスエ ジュンイチ)
1950年福岡市生まれ。九州大学文学部史学科卒業(文学士)。九州大学大学院文学研究科史学専攻(考古学)修士課程修了(文学修士)。北九州市立歴史博物館学芸員、北九州市立考古博物館学芸員、北九州市立考古博物館副館長、福岡大学人文学部教授を経て現在福岡大学名誉教授。その他、文部科学省文化審議会専門委員(2011年~2020年)、九州古文化研究会代表。九州考古学会会長(2013年~2016年)。