古典文学・芸能の中の安倍晴明 安倍晴明生誕1100年記念

  • 高山倫明講師
  • 高山 倫明(九州大学大学院人文科学研究院教授)
講師詳細

万葉歌にそれを踏まえた表記が出てくるなど、中国起源の陰陽五行説は、古くから日本の知識人の常識に組み込まれていたようです。平安時代に実在した安倍晴明は、いわば陰陽道のスーパースターで、その超人的なエピソードが文学や芸能の世界で様々に語り継がれて来ました。この講座では、まずは『今昔物語集』などの説話でその活躍ぶりを辿り、ついで「恋しくは尋ね来て見よ和泉なる信太の森のうらみ葛の葉」の歌で有名な「葛の葉」伝説を、説経節「信太妻」を中心に見ていきたいと思います。これは、その母を稲荷大明神の使いの狐だったとする異類婚姻譚で、晴明伝説のいわば前史にあたります。「晴明ビギンズ」を一緒に楽しみましょう。(講師・記)


〔申込みについて〕
※受講手続きは事前にお済ませ下さい。当日入金は、受講料に550円(税込)を加えた金額で承ります。

お申し込み
日程
2021/3/20
曜日・時間
第3週 土曜 13:30~15:00
回数
1回
受講料(税込)
会員 2,750円 一般 3,520円
設備費(税込)
110円
持ち物など
※設備費は、教室維持費です。

講師詳細

高山 倫明(タカヤマ ミチアキ)
1955年、福岡県生まれ。金沢大学法文学部卒業、九州大学大学院文学研究科修了。博士(文学)。島根大学講師・助教授、名古屋大学文学部助教授を経て、現在九州大学大学院人文科学研究院教授。専門は、日本語音韻史・音調史・表記史。万葉仮名文献や中国資料等、広義の漢字資料による音韻・音調史の研究、及び古文献による方言史研究。著書に『日本語音韻史の研究』(ひつじ書房 2012年)、共著に『シリーズ日本語史1音韻史』(岩波書店 2016年)、『東アジア世界の交流と変容』(九州大学出版会 2011年)など。