沖ノ島祭祀遺跡と宗像・糟屋の古墳の出土品を考える<4月> 沖ノ島祭祀の再検討1 邪馬台国使は沖ノ島を通ったか?

  • 桃﨑 祐輔(福岡大学人文学部歴史学科教授)
講師詳細

 2017年の 「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」の世界遺産指定に伴い、福岡県教育委員会と各界を代表する研究者たちによって報告書がまとめられ、九州前方後円墳研究会をはじめとする学術団体で研究会も開かれました。その過程で、従来の議論が深められる一方、沖ノ島祭祀の定説が書き換えられた分野もありました。この講座では、宗像沖ノ島とその周辺の古墳や遺跡に焦点を当て、最新の研究成果を踏まえながら、対外交渉やヤマト政権との関係について考えます。(講師・記)

<今回のテーマ>
沖ノ島祭祀は、従来、4世紀後半にヤマト政権の主導で岩上祭祀が開始されるとする意見が有力で、これを前提とした対外交渉モデルが描かれてきました。しかし世界遺産申請に向けての再検討で、小田富士雄先生が沖ノ島では3~4世紀の土器祭祀が行われていたことを指摘され、宗像大社の近くでも、同時期の土器が見つかりました。さらに宗像市の久原滝ヶ下遺跡3号住居跡では、3世紀の土器や鉄素材が出土しました。
沖ノ島を経由するルートとその祭祀が邪馬台国の時代まで遡る可能性を検討します。


※このページは各回申込専用のページです。
6回通してお申し込みの方は専用ページからお申し込みください。
https://www.asahiculture.jp/course/kitakyushu/ac3b8d90-f524-53f9-0ee2-5e2c06f87402

この講座は終了しました
日程
2020/4/18
曜日・時間
第3週 土曜 13:00~15:00
回数
1回
受講料(税込)
会員 2,970円 一般 3,740円
設備費(税込)
110円

講師詳細

桃﨑 祐輔(モモサキ ユウスケ)
1967年(昭和42年)3月12日生まれ、52歳 福岡大学人文学部教授(考古学)
福岡県福岡市出身 筑波大学大学院歴史・人類学研究科文化人類学専攻を単位取得退学。東京国立博物館事務補佐員、筑波大学助手を経て2004年に福岡大学に着任。2018年に中国社会科学院考古研究所・吉林大学・西北大学で1年間の在外研究に従事。ユーラシア騎馬文化・中近世仏教考古学が専門で「中世とは何か」の解明をめざす。
主な著作に「高句麗太王陵出土瓦・馬具からみた好太王陵説の評価」(『海と考古学』2005)、「七支刀の金象嵌銘技術にみる中国尚方の影響」『文化財と技術 4』2005)、「中世棒状鉄素材に関する基礎的研究」(『七隈史学』第10号)、「九州の屯倉研究入門」(『還暦、還暦?、還暦!』2010)、「九州出土子持勾玉研究入門」(『福岡大学考古学論集2』2013)、桃崎祐輔「騎馬文化の拡散と農耕文明との融合-江上騎馬民族征服王朝説が描く文化融合モデルとその今日的意義-」(『今、騎馬民族説を見直す』2014)「山の神古墳出土馬具の検討―2セットのf字形鏡板付轡・扁円剣菱形杏葉の年代とその意義―」(『山の神古墳の研究』2015)「金属容器」(『モノと技術の古代史 金属編』2017)「英彦山信仰遺跡と遺物からみた英彦山の歴史」(『英彦山の宗教民俗と文化資源』2017)など