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九州視点 「再構築」邪馬台国時代を考える
- 教室・オンライン同時開催
- 宇野 愼敏(福岡県 行橋市歴史資料館館長)
- 嶋田 光一(福岡県 飯塚市歴史資料館館長)
- 岡部 裕俊(福岡県 糸島市立伊都国歴史博物館館長)
- 久住 猛雄(福岡市教育委員会)
- 小川 秀樹(福岡県 行橋市教育委員会文化課課長)
- 江上 正高(福岡県 田川市石炭・歴史博物館学芸員)
最新資料を駆使し、令和の研究成果も取り入れて、これまでとは一味違った九州発の
「新たな邪馬台国像」をリレー方式で熱く作りあげていきます。
<各回のテーマと講師>
①4/1「 序説・邪馬台国時代の北部九州 」 福岡県 前行橋市歴史資料館館長 宇野 愼敏 先生
イネの伝来以後、弥生時代はムラからクニへと変わり、さらにクニ連合社会へと発展してきた。そして魏志倭人伝の対馬・一岐・末羅・伊都・奴国といったクニグニはもとより、それらに含まれないクニグニの存在も考えられる。以前、城野方形周溝墓で話したように 4 km離れた地域で片や古墳時代の前方後円墳、もう一つは未だ弥生時代の方形周溝墓というようにわずか数キロで弥生と古墳時代が入り混じった地域もみられる。では邪馬台国時代は、一体どうなっていたのか。最新資料を駆使しながら再構築していきたい。(講師・記)
②5/27「『不弥国』と立岩遺跡 ~ 筑紫と出雲をつなぐクニ 」 福岡県 飯塚市歴史資料館館長 嶋田 光一 先生
大陸に開かれた玄界灘沿岸と瀬戸内・畿内に通じる周防灘沿岸の間にある遠賀川流域は、青銅器・鉄器・貝輪など九州弥生文化の流出拠点であった。講座では福岡平野の「奴国」に次ぐ青銅器生産拠点である筑後平野北部と山陰出雲の二つの地域の銅鐸・銅矛の青銅器を結ぶ〝道〟は遠賀川上・中流域の飯塚市を中心とした「不弥国」を通過するルートであった可能性を探る。(講師・記)
③6/24 「 伊都国研究の過去・現在・未来 」 福岡県 糸島市立伊都国歴史博物館館長 岡部 裕俊 先生
近年の発掘調査などで明らかとなった伊都国の実態について、王都、三雲・井原遺跡をはじめとする域内で発見された集落遺跡の最新の調査成果を示しながら、伊都国 の地域構造を中心に紹介するとともに、そこから導き出される倭人社会のなかで果たした同国の歴史的意義について、「魏志倭人伝」に記された「世有王」、「郡使往来常所駐」、「一大率」などのキーワードに沿ってお話しします。(講師・記)
④7/22 「『金印』の時代から『邪馬台国』前後の時代の『奴国』」福岡市経済観光文化局埋蔵文化財センター 文化財主事 久住 猛雄 先生
⑤8/26 「 豊前地域から見た邪馬台国 」 福岡県 行橋市教育委員会文化課課長 小川 秀樹 先生
⑥9/30「 弥生 ~古墳時代の田川地域について 」福岡県 田川市石炭・歴史博物館学芸員 江上 正高 先生
※各回申込もできます。専用ページからお申し込みください。4月・5月・6月の受付を開始しています。(7月以降の各回受付はもう少々お待ちください 3/20付)
・本講座は教室でも、オンラインセミナーアプリ「Zoom」ウェビナーを使ったオンラインでも、受講できるハイブリッド講座です(講師は教室)。パソコンやタブレット、スマートフォンで配信を見ることができます。
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注意事項
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- 日程
- 2023/4/1, 5/27, 6/24, 7/22, 8/26, 9/30
- 曜日・時間
- 土曜 13:30~15:00
- 回数
- 6回
- 受講料(税込)
- 会員 18,480円
- 設備費(税込)
- 1,320円
- 持ち物など
- ※設備費は、教室維持費です。
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講師詳細
- 宇野 愼敏(ウノ マサトシ)
- 1976(昭和51)年関西大学文学部史学科卒業、1979(昭和54)年(財)北九州市教育文化事業団(現在の(公財)北九州市芸術文化振興財団)埋蔵文化調査室学芸員を平成31年3月退職。令和5年3月末まで行橋市歴史資料館館長。現在、北九州市立旧百三十銀行ギャラリー館長。2003(平成15)年学生社より『九州古墳時代の研究』出版。2004(平成16)年 博士(文学)学位取得。2022(令和4)年(特定非営利活動法人)北九州市の文化財を守る会理事長、元福岡大学・北九州市立大学非常勤講師。
- 嶋田 光一(シマダ コウイチ)
- 1954年飯塚市生まれ。熊本大学大学院文学研究科史学専攻修士課程修了。飯塚市歴史資料館学芸員、同市文化財保護課長を経て、現在、同市歴史資料館館長。専門は日本考古学。日本考古学協会会員。遠賀川流域の視点から古代文化を研究している。
- 岡部 裕俊(オカベ ヒロトシ)
- 同志社社大学文学部卒。糸島地方の古代遺跡の発掘調査、文化財の保存整備に従事した後、伊都国歴史博物館学芸員として企画展や講座の運営に携わる。糸島市教育委員会文化課長を経て現在は伊都国歴史博物館館長。糸島地方の既知の遺跡や遺物の再評価などを通じて伊都国研究を続ける。
- 久住 猛雄(クスミ タケオ)
- 1969年生 1995年早稲田大学大学院文学研究科考古学専攻修士課程卒業、1995年福岡市教育委員会に文化財専門職として入庁(後に福岡市役所経済観光文化局)、現在、福岡市経済観光文化局文化財活用部埋蔵文化財課文化財主事、埋蔵文化財行政の傍ら弥生~古墳時代を総合的に研究し論文・発表多数。
- 小川 秀樹(オガワ ヒデキ)
- 1962年 北九州市生まれ。立正大学文学部史学科卒業。1989年より行橋市教育委員会において文化財保護行政に従事し、行橋市歴史資料館の開設、御所ヶ谷神籠石や椿市廃寺の発掘調査、福原長者原官衙遺跡の保存事業などに携わる。現在、行橋市教育委員会 文化課課長。
- 江上 正高(エガミ マサタカ)
- 2003(平成15)年 別府大学大学院文学研究科修了
大分市教育委員会、長崎県教育委員会、長崎県松浦市教育委員会を経て
2013(平成25)年 田川市役所入庁
田川市教育委員会(田川市石炭・歴史博物館学芸員)に配属