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古今集を読む
- 教室開催
- 島田 裕子(元梅光学院大学教授)
「古今和歌集」は日本で最初の勅撰和歌集です。奈良時代末期から選者時代の歌までが集められ、後の王朝和歌のみならず古典文学に多大な影響を与えました。貴族の子女の教養として「必修科目」でもありました。ただ、明治期に正岡子規に、「くだらん歌集」と批判されて以来、低い評価に甘んじて今に至ります。しかし、紀貫之を中心とした選者による「編纂の在り方」は斬新で、時間の推移を軸に和歌が緻密に並べられ、四季の部立の歌はもちろん、恋の歌も始まりから別れまで、時の移ろいと、それに向き合う人たちの心を手繰り寄せる歌が並びます。小野小町や在原業平など伝説の歌人も続々と登場します。(講師・記)
注意事項
・講座日変更があります。8/28(第4)休講 → 8/21(第3)振替 時間変更なし。5教室で行います(6/26付)
- 日程
- 2023/7/10, 7/24, 7/31, 8/21, 9/11, 9/25
- 曜日・時間
- 第2・第4 月曜 13:00~14:30
- 回数
- 6回
- 受講料(税込)
- 会員 15,510円
- 教材費(税込)
- 教材費 660円
- 設備費(税込)
- 1,320円
- 持ち物など
- 持参品:筆記用具
テキストの指定はありません。全歌収録されているものなら文庫本で十分です。
※設備費は、教室維持費です。
- その他
- 受講料は3ヵ月一括前納が原則となっております。
継続受講の方は、当月に入ってからのご入金は窓口でのお支払いをお願いします。
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講師詳細
- 島田 裕子(シマダ ユウコ)
- 早稲田大学第一文学科卒業、大学院文学研究科日本文学専攻修士課程修了。元梅光学院大学教授。専門は、万葉集等の古代文学。短大・大学で万葉集・古今集や古代日本文学や古典和歌を教える。また現代短歌研究及び短歌創作の授業も担当。研究著書に『古代文学の思想と表現』新典社(共著)、『セミナー万葉の歌人と作品〈第8巻〉』、「セミナー万葉の歌人と作品〈第10巻〉』和泉書院(共著)、『平成新撰百人一首』文藝春秋社(共著)、『柿本人麻呂〈全〉』笠間書院(共著)等。「まひる野」に所属し、故窪田章一郎ついで篠弘(宮中歌会始選者)の両師に短歌の指導を受け、今に到る。現代歌人協会会員。
【所属学会】 和歌文学会、上代文学会他。