「古事記」をヨム 文献からの出発
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  • 高山倫明講師
  • 高山 倫明(九州大学名誉教授)
講師詳細

「天地初発之時於高天原成神名天之御中主神」。古事記は、平仮名・片仮名が生まれる前に成立したため、このように漢字ばかりで書かれています。言語学の碩学・亀井孝は、「古事記はよめるか」という問いを発し、歌謡を除く散文部分については、内容の理解という意味ではよめるが、一定のヨミを前提とする音読としてはヨメないとして、漢字表記の本質を説いています。ただ、太安万侶は、表記上の工夫によって(少なくとも同時代人には)できるだけヨメるようにする努力も、惜しんではいません。ここでは、日本語表記史の観点を踏まえ、古事記が書物としてどのように書かれているかを漢字原文で確認しつつ、その内容を味わっていきたいと思います。(講師・記)

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日程
2021/4/21, 5/19, 6/16, 7/21, 8/18, 9/15
曜日・時間
第3 水曜 13:30~15:00
回数
6回
受講料(税込)
会員 15,840円 
設備費(税込)
660円
持ち物など
【持ち物など】 筆記用具


※設備費は、教室維持費です。
その他
受講料は6ヵ月一括前納が原則となっております。
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講師詳細

高山 倫明(タカヤマ ミチアキ)
1955年、福岡県生まれ。金沢大学法文学部卒業、九州大学大学院文学研究科修了。博士(文学)。島根大学講師・助教授、名古屋大学文学部助教授を経て、九州大学大学院人文科学研究院教授。専門は、日本語音韻史・音調史・表記史。万葉仮名文献や中国資料等、広義の漢字資料による音韻・音調史の研究、及び古文献による方言史研究。著書に『日本語音韻史の研究』(ひつじ書房 2012年)、共著に『シリーズ日本語史1音韻史』(岩波書店 2016年)、『東アジア世界の交流と変容』(九州大学出版会 2011年)など。