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森鷗外の知られざる名作を読む
<悲運>に立ち向かう人々
- 教室開催
- 中野 新治(元梅光学院大学学長)
今年は、文豪森鷗外の生誕160年、没後100年にあたります。鷗外は作家と軍医という二足のわらじを履き続け、家庭にあっても、母と妻の不和、弟や子供の突然の死など、幾多の困難を乗り越えて、与えられた生を全うしました。その姿は、あまり知られていない短編小説の主人公たちのふるまいに反映されています。今回は、6つの作品を取り上げ、〈悲運〉に立ち向かう人々へのエールとして読み取っていきます。
①10月3日 「牛鍋」「蛇」 -強い子ども、弱い大人
②11月7日 「最後の一句」「ぢいさんばあさん」 -<悲運>の引き受け方
③12月5日 「安井夫人」「羽鳥千尋」 -遠くを見つめて生きる
- 日程
- 2022/10/3, 11/7, 12/5
- 曜日・時間
- 第1週 月曜 13:00~14:30
- 回数
- 3回
- 受講料(税込)
- 会員 9,900円 一般 11,550円
- 設備費(税込)
- 330円
- 持ち物など
- 持ち物:筆記用具 教材として資料をお配りする場合、実費をいただきます。
※設備費は、教室維持費です。
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講師詳細
- 中野 新治(ナカノ シンジ)
- 1947年生。関西学院大学文学部日本文学科卒。元梅光学院大学学長、前梅光学院学院長。95年に宮沢賢治賞奨励賞を受賞。主な著書に『宮沢賢治童話の読解』翰林書房 など。