「ありえない物語」は何を語るか?   カフカ「変身」他を読む
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  • 中野 新治(元梅光学院大学学長)
講師詳細

「物語」の「もの」とは、「ものすごい」「ものものしい」の「もの」である。つまり、<現実のレベルを超えた何か>によって支配された世界が「物語」なのです。今回は、夏目漱石、宮沢賢治、カフカの超現実的な作品を取り上げ、それがどのように成立し、読者に何を投げかけているのかを究明していきます。

①4月 3日  夜の光で昼を照らす ―夏目漱石「夢十夜」が描く人間の原風景
②5月 1日  「わたし」と「世界」を結びつけるものは何か 
                       ―宮沢賢治「水仙月の四日」のメッセージ
③6月 5日  人間から虫へ、猿から人間へ ―カフカ「変身」「アカデミーでの報告」を読む

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注意事項

本講座は【WEB割キャンペーン】の対象講座です。
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日程
2023/4/3, 5/1, 6/5
曜日・時間
第1週 月曜 13:00~14:30
回数
3回
受講料(税込)
会員 9,900円 一般 11,550円
設備費(税込)
330円
持ち物など
持ち物:筆記用具 教材として資料をお配りする場合、実費をいただきます。

※設備費は、教室維持費です。

講師詳細

中野 新治(ナカノ シンジ)
1947年生。関西学院大学文学部日本文学科卒。元梅光学院大学学長、前梅光学院学院長。95年に宮沢賢治賞奨励賞を受賞。主な著書に『宮沢賢治童話の読解』翰林書房 など。