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『史記』から読み解く中国古代 「列伝」を読む
  • 教室開催

  • 杉村 伸二(福岡教育大学教授(東洋史))
講師詳細

 『史記』は、中国古代史を知るうえで最も重要な書物です。本講座は『史記』の漢文を読み下しながら、『史記』の描く古代中国の姿について解説していきます。高校漢文程度の返り点や古文の知識があれば十分です。
 今は、個性的な人物を描く「列伝」を順番に読み進めています。今学期には、呂不韋列伝や刺客列伝など、戦国後期、秦による統一の前夜を彩る個性的な人物たちの列伝に入っていきます。その鮮烈な生き様や、現代でも使う故事成語の背景など、興味深い内容がたくさん盛り込まれています。最新の学説や考古資料なども紹介しつつ、古代中国の世界を生き生きと描き出したいと思います。



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この講座は終了しました
日程
2022/7/2, 7/16, 8/6, 9/3, 9/10, 9/17
曜日・時間
第1週・第3週 土曜 13:00~14:30
回数
6回
受講料(税込)
会員 15,180円 
設備費(税込)
660円
持ち物など
筆記用具をお持ちください。



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※設備費は、教室維持費です。

講師詳細

杉村 伸二(スギムラ シンジ)
1975年生まれ。島根県松江市出身。関西大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。戦国秦漢史、古代日中交流史が専門。主な著作に「漢初『郡国制』再論」(『中国史学』第28号、2018年)、「漢代列侯の起源」(『東洋史研究』第75巻第1号、2016年)、「秦漢初における「皇帝」と「天子」」(『福岡教育大学紀要』第60号第2分冊、2011年)、「徐福渡日説話の成立」(『アジア文化交流研究』第2号、2007年)などがある。