知られざる世界で最初の創作メールヒェン
本当は教えたくない、知られざる作家・すぐれた注釈家たち
- 教室開催
- 小黒 康正(九州大学大学院人文科学研究院教授)
1764年にドイツで刊行されたヴィーラントの『王子ビリビンカー物語』(小黒康正訳、同学社、2016年)は、世界で最初の創作メールヒェンです。それは単なる童話やおとぎ話ではありません。この小さな「妖精の物語」は大きな「いやしの物語」です。コロナ禍だからこそ、一読をお勧めします。
今後のカリキュラム
6月18日 知る人ぞ知る詩人マルスリーヌ・デボルド=ヴァルモール 髙木 信宏教授
7月16日 室鳩巣『駿台雑話』―江戸時代のロングセラー教養書― 川平 敏文教授
8月20日 歌人・伊勢と『伊勢集』 岡田 貴憲准教授
9月17日 周之標 女性の美と才へのまなざし 岩崎 華奈子助教
注意事項
オンラインでご受講の方はこちらからお申し込みください。↓
https://www.asahiculture.jp/course/fukuoka/c61c07de-b8bf-b91f-cd88-625687397e46
- 日程
- 2022/5/21
- 曜日・時間
- 第3 土曜 13:30~15:00
- 回数
- 1回
- 受講料(税込)
- 会員 3,080円 一般 3,410円
- 設備費(税込)
- 110円
- 持ち物など
- 筆記用具をお持ちください。
※設備費は、教室維持費です。
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講師詳細
- 小黒 康正(オグロ ヤスマサ)
- 1964年生まれ。北海道小樽市出身。博士(文学)。ドイツ・ミュンヘン大学日本センター講師を経て、現在、九州大学大学院人文科学研究院教授(ドイツ文学)。著書に『黙示録を夢みるとき トーマス・マンとアレゴリー』(鳥影社、2001年)、『水の女 トポスへの船路』、(九州大学出版会、2012年)、訳書にヘルタ・ミュラー『心獣』(三修社、2014年)、マルティン・ヴィーラント『王子ビリビンカー物語』(同学社、2016年)などがある。