• トライアル可

原典で読むカント哲学 オンライン講座
  • 教室・オンライン同時開催

  • 円谷 裕二(九州大学名誉教授)
講師詳細

 哲学についての解説書は数多く出回っていますが、「哲学する」とはどういうことなのかを身をもって知るためには、解説書ではなく、どうしても哲学者自身の言葉を一字一句丁寧に読んで哲学者本人と対話するしか方法はありません。解説書は、哲学をわかったような気持ちにさせるだけで「哲学する」ことの醍醐味を実感させてはくれません。
 本講座では、ドイツの哲学者カントを原典で読むことを通して、生きるとは何か、人間とは何であるか、考えるとは何か等々の最も素朴で根本的な問題について、受講者とともに対話をしながら考えてみたいと思います。哲学に関心はあるがちょっと腰が引けるという方はぜひ本講座の門をたたいてみてください。
 新規の受講者も受講しやすいように、入門的な内容の復習を繰り返しながら進めていますので、これまでに哲学の講座を受講したことがない方でも気楽に哲学の扉を開けることができることでしょう。
 なお、テキストとしては、人間の生き方についてわかりやすい具体例を挙げながら論じているイマヌエル・カント著『道徳形而上学の基礎づけ』(光文社古典新訳文庫、中山元訳、本体価格1080円)を用いますので、各自でご用意下さい。

〈ご案内事項〉
・本講座は教室でも、オンラインセミナーアプリ「Zoom」ミーティングを使ったオンラインでも、受講できるハイブリッド講座です(講師は教室)。パソコンやタブレット、スマートフォンでも配信を見ることができます。
・本講座はメール登録のある受講者全員に後日アーカイブ動画(1週間限定配信)のリンクをお送りいたします。期間内は受講者は何度でもご視聴いただけます。
・配布資料がある場合はメールでご案内いたします。郵送はしておりません。
・開講日の前日夜までにメールアドレス登録のある受講者の皆様に講座視聴URLとパスワード、および受講のご案内をメールでお知らせいたします。弊社からのメールが届かない事案が発生しておりますため、モバイルメールアドレス(docomo、au、SoftBank、Y!mobileなど)はなるべく使用しないようお願い申し上げます。メールが届かない場合は fk9asacul@asahiculture.com までお問合せください。
・Zoomのソフトウェアを必ず最新版にアップデートの上ご覧ください。
・ネット環境による切断やその他アプリの障害が起きた場合には、当社は責任を負いかねます。 またやむを得ない事情により実施できなかった場合は、受講料の全額をお返しいたします。
・第三者との講座URLの共有や貸与、SNSを含む他の媒体への転載、また、講座で配布した教材を受講目的以外で使用することは著作権の侵害になりますので、固くお断りいたします。
・オンライン講座の申し込みはWEB決済のみで承ります(開講日前日まで)。キャンセルは開講日の4日前まで承ります(手数料550円)。キャンセルの場合はfk9asacul@asahiculture.comまでご連絡ください。その後のキャンセルはできませんのであらかじめご了承ください。

この講座は、ご入会が必要です。会員でない方は、ご入会の手続きをお願いいたします。

お申し込み

注意事項

・本講座はZoomミーティングを使用した教室でもオンラインでも受講できるハイブリッド講座です(講師は教室)。
開講日の前日夜までに受講者の皆様に講座視聴URLとパスワード、および受講のご案内をメールでお知らせいたします。メールが届かない場合は、 fk9asacul@asahiculture.com までお問合せください。
・ソフトウェアを必ず最新版にアップデートの上ご覧ください。受講者全員に後日アーカイブ動画(1週間限定配信)のリンクをお送りいたします。

日程
2023/4/5, 4/19, 5/17, 5/31, 6/7, 6/21
曜日・時間
第1週・第3週(原則) 水曜 10:30~12:00
回数
6回
受講料(税込)
会員 15,840円 
設備費(税込)
1,320円
持ち物など
イマヌエル・カント著『道徳形而上学の基礎づけ』(光文社古典新訳文庫、中山元訳、本体価格1080円)を用いますので、各自でご用意下さい。筆記用具。
※設備費は、教室維持費です。

講師詳細

円谷 裕二(ツブラヤ ユウジ)
東京大学文学部卒業、東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了、同博士課程単位取得満期退学。信州大学教養部助教授、九州大学大学院哲学講座助教授、教授を経て、現在は九州大学名誉教授。主としてドイツ哲学およびフランス哲学を研究し、ここ十年は現代の政治哲学に関心を向ける。主な著書として『経験と存在―カントの超越論的哲学の帰趨』(東京大学出版会、2002年、303頁)、『近代哲学の射程―有限と無限のあいだ』(放送大学教育振興会、2003年、236頁)、『知覚・言語・存在―メルロ=ポンティ哲学との対話』(九州大学出版会、2014年、418頁)、『デカルトとカント―人間・自然・神をめぐる争い』(北樹出版、2015年、235頁)、論文「哲学と政治―ハンナ・アーレントの行為論に即して―」(2017年)、論文「カントの超越論的哲学からアーレントの政治哲学へ―根源悪と人権概念をめぐって―」(2018年)など。