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- トライアル可
シェイクスピア劇鑑賞
ー悲劇の真髄に迫るー
- 教室開催
- 古屋 靖二(西南学院大学名誉教授)
本講座は、英国ルネッサンスの巨匠、詩人・劇作家シェイクスピアを取り上げ、『四大悲劇』をはじめ、名作の数々を鑑賞しています。舞台で演じられることが本来の特徴である演劇として、親しみやすいビデオ映像 (日本語字幕付き) をとおして、台詞・対話の意味を味わいながら、視覚的・聴覚的に劇作品の世界に迫ることが本講座の最大のねらいです。舞台映像に限らず映画等のメディアを媒介として「言葉の魔術師」シェイクスピアが描く多様な人間像、深遠で幅広い世界観を探っていきます。
今学期はシェイクスピアが第3期の円熟した「悲劇時代」に執筆した有名な“恋愛もの”で、古代ローマを歴史的背景とする『アントニーとクレオパトラ』、そして四大悲劇のなかで現代の私たちに最も身近な『オセロー』を取り上げます。恋愛と死の奥深い主題を映像と言葉を通して鑑賞してみましょう。
◆カリキュラム予定◆ (変更になる場合もございます)
2/1 恋愛悲劇『オセロー』(その2)
3/1 〃 (その3 )
3/29 〃 (その4)
- 日程
- 2023/2/1, 3/1, 3/29
- 曜日・時間
- 第1 水曜 13:00~15:00
- 回数
- 3回
- 受講料(税込)
- 会員 7,689円
- 設備費(税込)
- 330円
- 持ち物など
- 筆記用具をお持ちください。
前回のプリントを使用する場合もございます。ご持参下さい。
※設備費は、教室維持費です。
※継続受講の方は、当月に入ってからのご入金は窓口でのお支払いをお願いします。
- その他
- この講座の受講料には音楽使用料が含まれています。
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講師詳細
- 古屋 靖二(フルヤ セイジ)
- 西南学院大学名誉教授。九州大学文学部大学院英文学(シェイクスピア専攻)修了(1967年)。同時に西南学院大学文学部講師に着任、その後助教授を経て教授(1977~2013)。その間1年間の在外研究(2回)の機会を得てロンドン大学に在籍し、さらに半年間の国内研究(2回)を生かして演劇の都ロンドンに滞在し、シェイクスピア劇文学研究とともに、英国におけるシェイクスピア劇の上演研究を重ねて研鑽を積む。日本の伝統演劇(歌舞伎や能)に日頃親しんでいる者として、ほぼ毎年英国に滞在し、本場英国の劇場での観劇体験を重ねることができた幸運は、日英演劇文化の違いを痛感しながら、シェイクスピア劇上演批評を研究ノートとして長年にわたり論集に掲載することができた。主な著書:『二歩進んだシェイクスピア講義』(2004年、共訳、大阪教育図書)、 論説 「NINAGAWA十二夜―シェイクスピア、歌舞伎、蜷川の融合の舞台」、「英国における『十二夜』上演史」を掲載した『日本のシェイクスピア上演研究の現在』(2010年、共著、風媒社1)、論説‘Kabuki Shakespeare: The NINAGAWA Twelfth Night’ を掲載した REINVENING THE RENAISSANCE-Shakespeare and his Contemporaries in Adaptation and Performance (palgrave macmillan, 2013)