ロシア正教会と「ロシア世界」の文明観
今だからこそロシアを知ろう!(九州大学大学院地球社会統合科学府提携講座)
- 教室・オンライン同時開催
- 高橋 沙奈美(九州大学人間環境学研究院講師)
※オンラインで受講される方はこちらからお申込みください。
教室で受講される方は、https://www.asahiculture.jp/course/fukuoka/676ac86d-793c-28fa-cd09-63ea0d906644
ウクライナへのロシアの侵攻が始まり約1年。戦争の終息もみえない現在、戦争の当事者であるロシアに対する社会の関心はいやが上にも高まっています。ロシアは、日本の隣国であるにもかかわらず、覇権主義で得体の知れない国家…、というような負のイメージで語られることが多い一方、その実態を知り得る機会もさほどありません。しかし、このような時だからこそ、隣国であるロシアについて知る必要があるのではないでしょうか。実は、九州大学にはロシア研究者が多く在籍しています。そのメリットを活かし、今回、本講座では歴史学、哲学、文学、科学、宗教学という多様な切り口から、ロシアの実像について鋭く迫っていきたいと思います。
第3回目は、高橋沙奈美(九州大学人間環境学研究院講師)
「ロシア正教会と「ロシア世界」の文明観」
ロシアにおけるもっとも優勢な宗教は、キリスト教の一つである東方正教です。ロシア、ウクライナ、ベラルーシは千年にわたって東方正教の信仰を共有してきたという兄弟神話がありました。ロシア正教会が掲げてきた「ロシア世界」の理念について、正教会の歴史、地理的分布、特徴などを紹介しながら検討します。そのうえで、宗教的側面から、ロシア・ウクライナ戦争について考えます。
・本講座はオンラインセミナーアプリ「Zoom」ウェビナーを使ったオンライン講座です。パソコンやタブレット、スマートフォンで配信を見ることができます。受講者側のお名前や映像、音声は配信されません。
・受講者全員に、後日アーカイブ動画(1週間限定配信)のリンクをお送り致します。
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※九州大学大学院地球社会統合科学府は、2014年に発足してすでに8年が過ぎました。2017年10月から朝日カルチャーセンターとの提携講座を開講しています。
注意事項
・本講座はZoom・ウェビナーを使用した教室でもオンラインでも受講できるハイブリッド講座です。(講師は教室の予定)。
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- 日程
- 2023/6/3
- 曜日・時間
- 第1週 土曜 13:00~14:30
- 回数
- 1回
- 受講料(税込)
- 会員 3,080円 一般 3,630円
- 設備費(税込)
- 220円
- 持ち物など
- 筆記用具をお持ちください。
※設備費は、教室維持費です。
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講師詳細
- 高橋 沙奈美(タカハシ サナミ)
- 1979年生まれ。北海道大学文学研究科博士課程修了。日本学術振興会、北海道大学スラブ・ユーラシア研究センターを経て、現在、九州大学人間環境学研究院講師。ロシア正教会と宗教文化財の問題、ニコライ二世をはじめとする現代の聖人、ウクライナにおける正教会の社会貢献活動など、 歴史認識と現代社会のかかわりから、ロシア・ウクライナ地域における正教会とその周辺の活動を研究している。著書に『ソヴィエト・ロシアの聖なる景観』(北海道大学出版会)、『宗教遺産テクスト学の創成』(共著、勉誠社)、『迷えるウクライナ 宗教をめぐるロシアとのもう一つの戦い』(扶桑社新書)など。