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古代民主政はなぜ失敗したのか -アテネの経験に見るー
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  • 安永 信二(九州産業大学名誉教授)
講師詳細

 民主主義は18世紀末から19世紀にかけて、イギリス、アメリカ、フランスで成立し、今では世界の半数以上の国々が、形の上では民主制国家とされています。しかし、今から2500年前のギリシアのアテネでは直接民主政が行われていました。理想的社会にも見える古代ギリシアですが、当時の民主政に異議を唱える哲学者は、プラトンをはじめ、少なくありません。実際、民衆を煽り立てる扇動政治家たちが現れて、アテネはやがて衰退に向かいます。この講座では、どのようにして古代民主政が誕生したのか、またなぜ失敗に終わったのかを見ていきます。現代の民主政治でもよく陥る危険性が、古代アテネにもありました。時間があれば、現代民主政との比較をしたいと考えています。
 ①10月25日 貴族政の動揺   貴族たちが政権闘争をする中で登場した僭主について概観します。
 ②11月22日 ペルシア戦争   市民全員が参加することで、ペルシアを撃退し、民衆の力が伸びました。
 ③12月27日 完全民主政の誕生 どのような形で民主政が運営されたのかを見ていきます。
 ④1月24日 民主政の動揺   スパルタとの戦いの中で、民主政の欠点があらわになっていきます。
 ⑤2月28日 民主政の衰退   扇動政治家の出現で、スパルタとの戦争に敗北した後のアテネの内紛を見ます。
 ⑥3月28日 民主政批判    プラトンらが批判した民主政の欠点と、彼らが理想とする政治形態を概説します。


この講座は、ご入会が必要です。会員でない方は、ご入会の手続きをお願いいたします。

お申し込み
日程
2021/10/25, 11/22, 12/27
曜日・時間
第4週 月曜 10:30~12:00
回数
3回
受講料(税込)
会員 7,920円 
設備費(税込)
330円
持ち物など
筆記用具をお持ちください。


講師詳細

安永 信二(ヤスナガ シンジ)
九州産業大学名誉教授。上智大学大学院博士後期課程単位取得退学(文学修士)。専門は、古代ギリシア史。『美神ヴィーナスとギリシア・ローマの女たち』『ギリシャ神話』(ともに新人物従来社)など神話・女性史関する著書、また古代の暦法についても論文・報告多数。「長崎ヨーロッパ文化研究会」会長。