マルコ・ポーロが旅したシルクロード 混乱から再生に向かうメソポタミア

  • 大津 忠彦(筑紫女学園大学・福岡大学非常勤講師)
講師詳細

 マルコ・ポーロ(1254 - 1324年)は、ベネチア(ベニス)の商人として、1271年アジアへの旅に出発。欧州~中東~中央アジア~東アジア~東南および南アジアにおよぶ遥かな「シルクロード」を24年にわたって遊歴しました。元のクビライに謁見、政治官に任命されたり、使節としてビルマやスリランカを訪れるなど、実体験や伝聞を口述したものが『東方見聞録』となり、そこに活写された13世紀のヒト・モノ・情報は、大航海時代の探検家がアジアを目指す原動力となりました。
 シルクロードの語り部マルコ・ポーロが伝える往時に思いを馳せ、未知の世界に出会う冒険の旅に出てみませんか。

7月以降
●オスマン台頭前夜のペルシア-1
 「住民がなにゆえに火を崇拝するか、その理由を次に述べよう」
●ペルシア-2
 「《山の老人》が刺客を養成し、彼らを心服せしめる方法」
●ペルシア-3および隣接域
 「(バダクシャンでは)その質の佳良なること世界無比を誇る群青の原石を出す山もある」

お申し込み
日程
2020/6/13
曜日・時間
第2 土曜 13:00~14:30
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,190円 一般 3,520円
設備費(税込)
110円
持ち物など
筆記用具をお持ちください。
その他
※設備費は、教室維持費です。

講師詳細

大津 忠彦(オオツ タダヒコ)
1952年生まれ。九州大学大学院文学研究科博士課程(考古学)単位取得満期退学。専門は西アジア考古学。出光美術館(東京都丸の内)学芸員、中近東文化センター(東京都三鷹市)研究員、帝京平成大学(千葉県市原市)助教授を経て、筑紫女学園大学文学部アジア文化学科教授、大学付属図書館長(平成30年3月退職)。現在、筑紫女学園大学および福岡大学非常勤講師。久留米市文化財収蔵資料審議会会長。筑紫野市歴史博物館協議会会長。
1978~79年イラク遺跡発掘調査、1985~88年トルコ遺跡発掘調査、1990~2001年イラン遺跡踏査のほか西アジア、欧州各地の主要博物館資料調査に従事。2002~2005年イラン文化遺産観光庁考古学研究所との共同考古学調査(日本学術振興会科学研究費補助金事業)の研究代表者を務める。2009、2011年度にはイラン国立博物館(テヘラン)所蔵考古資料の調査・研究を実施(広島大学と共同)。著書に『西アジアの考古学』(同成社)や『バビロニア都市民の生活』(同成社)、『古代イランの歴史』(日本イラン協会)などがあるほか、イラン関連企画展図録編著として『古代イランの土器』、『ギーラーン-緑なすもう一つのイラン-』、『ペルシア残照-中近東文化センターのイラン踏査-』(以上中近東文化センター)、『古代イラン秘宝展』、『ペルシアの宝物』(岡山オリエント美術館)、『ペルシャ文明展』(朝日新聞社、東映)他多数。
また、おもに松本清張の文学作品などを通して、考古学の社会的受容形態を研究している。