万葉集-石川郎女の歌を詠む・相聞歌の世界
  • 教室開催

  • 田中 真理(九州産業大学講師)
講師詳細

 『万葉集』には、「石川郎女(いしかはのいらつめ)」と呼ばれた女性の歌が数種残っています。それらの歌が、同一人の作か否か議論があるところですが、機知に富んでいて魅力的であり、恋の逸話とともによく知られていたようです。「石川郎女」とは一体どのような人物だったのでしょうか。
大津皇子や大伴田主(おおとものたぬし)らとの贈答歌を音読しながら考えていきます。


お申し込み
日程
2023/3/31
曜日・時間
金曜 10:30~12:00
回数
1回
受講料(税込)
会員 2,640円 
設備費(税込)
110円
持ち物など
「万葉集」・筆記用具
お手持ちの「万葉集」の本で構いません。
お持ちでない方は、事務局で用意いたしますのでお知らせください。


※設備費は、教室維持費です。
その他
準備の都合上、前日までにご予約をお願いいたします。

講師詳細

田中 真理(タナカ マリ)
熊本県出身。九州大学文学部卒業、筑波大学大学院人文社会科学研究科(文芸・言語専攻)博士課程修了、学位取得(博士(文学))。常磐大学コミュニティ振興学部を経て、九州産業大学基礎教育センター(現職)で日本文学及び国語関係科目を教える。古代歌謡から『万葉集』までの対の表現や景物表現について、通時的観点から研究を積み重ねている。主な著作に、「『萬葉集』における対句表現」(学位論文、単著、2008.3)、「記紀歌謡の対句表現─進行形式における時間と空間─」(単著、「日本語と日本文学」46、2008.3)、「山上憶良の叙述の方法─対句表現と指示語の関連─」(単著、「日本語と日本文学」45、2008.8)等。