【教室受講】「フランス美術」講座
クールベ「エトルタの崖 嵐のあと」ークールベの海景
- 教室開催
- 武末 祐子(西南学院大学外国語学部外国語学科 教授)
受講生の皆さんの希望と、今年開催される展覧会情報をもとに、2023年度4月からの講座を組みたてます。クールベ「浴女たち」と「エトルタの崖 嵐のあと」を2回にわけて鑑賞し、4月から開催予定のマティスの大回顧展から「金魚鉢のある室内」と「イカロス」。そして伝説となった画家、モディリアーニの「ポール・アレクサンドル」の肖像画。そのあと、18~19世紀にかけて起こったイギリスのゴシックリバイバルがフランスで広がった代表的例としてパリ・ノートルダム聖堂の建築修復についてキマイラとガーゴイルを取り上げます。
5月12日 クールベ「エトルタの崖 嵐のあと」―クールベの海景―
ギュスターヴ・クールベ(1819 – 1877)の2回目の講座では、「エトルタの崖 嵐のあと」1870を取り上げる。クールベは、人物だけでなく動物や風景も多く描いた。「クールベと海」という展覧会が2020年に日本で開かれた。覚えておられるかたもいるだろう。
19世紀のフランスのリゾート地といえばノルマンディーの海岸だが、エトルタの奇岩は、人気であった。山地で育ったクールベが見た海は、どのようなものだったのか。彼は波の絵を多く描いた。波に魅せられたクールベが描いた海は、波が見る人に寄せてくるような迫力がある。こういってよければ魚がはねているようにみえる海だ。エトルタを描いたモネやヨンキントなどの海景とどのように違うのか。
注意事項
こちらは教室受講用の受付になります。オンライン受講はこちらからお申込みください。
https://www.asahiculture.jp/course/fukuoka/edff04a6-dc47-f36c-0038-63df43a4c638
- 日程
- 2023/5/12
- 曜日・時間
- 第2週 金曜 13:30~15:00
- 回数
- 1回
- 受講料(税込)
- 会員 3,190円 一般 3,740円
- 設備費(税込)
- 220円
- 持ち物など
- 筆記用具をお持ちください。
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講師詳細
- 武末 祐子(タケマツ ユウコ)
- 西南学院大学文学部外国語学科フランス語専攻教授。西南学院大学卒業。1986年~1987年、フランス政府給費留学生。1987年、グルノーブル第3大学フランス文学研究科DRS(博士)。1995年、パリ・ソルボンヌ第4大学DEA取得。専門は、フランス19世紀文学。研究テーマはグロテスク美学。著書は『グロテスク・美のイメージ―ドムス・アウレアからフロベールまで』(春風社)など。フランス語教育にも関心があり、論文執筆・発表を行っている。