• トライアル可

日本書紀

  • 松木 俊暁(福岡大学非常勤講師)

 最近の古代史研究等の成果を踏まえながら『日本書紀』全巻を読み進めます。
意味を取りつつ本文(原文は漢文ですので、読み下し)を読み、その周辺事情や背景について分かりやすい解説を加えます。古語になじみのない方も、途中からでも楽しめます。4月からは(前学期から引き続き)、第11代・垂仁天皇紀(巻第六)から読み始めて、第13代・成務天皇紀(巻第七)まで読み進める予定です。
 垂仁天皇紀には、葦原中国(日本列島)中心だった物語に初めて任那や新羅が登場し、外国(朝鮮半島諸国)との関係が描かれます。その次の景行天皇紀には、有名なヤマトタケル(日本武尊)が活躍し、熊襲や蝦夷など辺境勢力を平定していきます。成務天皇紀は短いですが、前代の辺境平定を踏まえ、地方に国郡を立てて国内(天下)を秩序立て、政治を安定させます。以上は、もちろん歴史的事実ではありませんが、八世紀初めの朝廷が主張した公式の歴史認識であり、その起源の物語でした。引き続き古事記などと対比しながら、あるいは国文学や神話学などの知見も加えつつ、読み解いていきたいと思います。

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この講座は終了しました
日程
2020/8/29, 9/5, 9/19
曜日・時間
第1・第3 土曜 10:30~12:00
回数
3回
受講料(税込)
会員 7,260円 
設備費(税込)
330円
持ち物など
本は、岩波文庫の「日本書紀(1~5)」を基に進めます。ご持参ください。


※設備費は、教室維持費です。