孔子門下の秀才・子貢 ~一を聞いて二を知る者~
  • 教室開催

  • 子貢像
  • 柴田 篤(九州大学名誉教授)
講師詳細

 教室受講される方はこちらでお申し込みください。
 ある時、孔子が尋ねた、「きみと顔回とではどっちが上かね。」子貢が答えた、「彼は一を聞くと十が分かりますが、私はせいぜい二が分かるだけです。」孔子の門人の中でも、弁論・交渉にすぐれ、金もうけの才もあったとされる子貢。しかし、『論語』を見ると、彼の鋭い質問によって、孔子の答えはしばしば深く掘り下げられていきます。今回は、顔回の陰に隠れがちな子貢に光を当てます。 
※「やさしく学ぶ『論語』の教え」の一日公開講座です。

この講座は終了しました
日程
2023/3/30
曜日・時間
第5 木曜 10:00~11:30
回数
1回
受講料(税込)
会員 2,750円 一般 3,080円
設備費(税込)
110円
持ち物など
筆記用具をお持ちください。
※設備費は、教室維持費です。

講師詳細

柴田 篤(シバタ アツシ)
九州大学文学部卒業、同大学院文学研究科修士課程修了。九州大学助手、福岡教育大学助教授を経て、九州大学文学部(中国哲学史講座)教授、同大学院教授。九州大学大学院人文科学研究院長、同人文科学府長、同文学部長等を歴任。現在、九州大学名誉教授。専攻分野は中国哲学史。特に中国近世儒学思想(朱子学・陽明学)及び日本におけるその展開、また明末清初における天主教(カトリック)と中国思想との対話などを研究。著述は、『中村惕斎』(叢書・日本の思想家11、明徳出版社、1983)、『天主実義』訳注(東洋文庫728、平凡社、2004)など。