今回の講座では、九大文学部の歴史学コースの教員がそれぞれの専門を通して、「世界史の中の王朝」についてレクチャーをおこないます。そもそも「王朝」とは何でしょうか。それは同じ王家に属する君主（帝王）の系列を意味し、また君主が支配する時代や、政治を執り行う場所をも指します。人類の長い歴史の中で、「王朝」は非常に大きな役割を果たしてきました。本講座ではこの問題について、古琉球（12〜16世紀）、高麗（10〜14世紀）、アッバース朝（8〜13世紀）、オスマン帝国（13〜20世紀）、ドイツ帝国（19〜20世紀）、明治日本といった幅広い時代・地域を対象に、その成り立ちや政治、文化、対外交渉、滅亡、後世への影響までを考えていきます。
※講師もオンラインで講義します。オンラインまたは教室での受講も可能です。

【カリキュラム】★１回ずつの受講もできます。
4月15日　「帝国の幻影―ドイツ近現代史とホーエンツォレルン家―」　今井　宏昌准教授
5月20日　「古琉球の王権―「万国津梁鐘」の銘文を読み直す―」　荒木　和憲准教授
6月17日　「王国なのか？帝国なのか？―高麗王朝の国家姿勢―」　森平　雅彦教授
7月15日　「イスラーム帝国アッバース朝の光と陰」　清水　和裕教授
8月19日　「オスマン帝国の滅亡とオスマン王朝の終焉」　小笠原　弘幸准教授
9月16日　「明治立憲制と皇室典範の運用」　国分　航士講師




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