哲学の観点から見た生と死
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  • 円谷 裕二(九州大学名誉教授)
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 新型コロナウイルスの流行やウクライナ戦争、異常気象など予測不能な出来事が次々と起こる近年。私たちはいかに生き、死をどう捉えるべきでしょうか。国、文化、宗教、環境などの違いにより、いまの世界には多様な死生観がありそうです。朝日カルチャーセンターが誇る講師陣が、「生と死」をそれぞれの専門分野の観点から語ります。いつもと一味違う講義に接し、いまこそ生きること・死ぬことについて考えてみませんか。

6月8日  哲学の観点から見た生と死  九州大学名誉教授 円谷 裕二
「尊厳死」とか「生命の質」という言葉は、「生きることではなく、よく生きることが善である」という哲学の祖ソクラテスを連想させます。彼は「哲学とは死の訓練である」と語るが、現代のハンナ・アーレントは死を重視してきた伝統的哲学とは異なり、生や誕生を強調します。生や死とは何を意味するのでしょうか。

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注意事項

・本講座はZoom・ウェビナーを使用した教室でもオンラインでも受講できる講座です。(講師は教室※8月3日のみオンライン)。
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・受講者全員に、後日アーカイブ動画(1週間限定配信)のリンクをお送り致します。


日程
2023/6/8
曜日・時間
第1週 木曜 13:00~14:30
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,080円 一般 3,630円
設備費(税込)
220円
持ち物など
筆記用具をお持ちください。

※設備費は、教室維持費です。

講師詳細

円谷 裕二(ツブラヤ ユウジ)
東京大学文学部卒業、東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了、同博士課程単位取得満期退学。信州大学教養部助教授、九州大学大学院哲学講座助教授、教授を経て、現在は九州大学名誉教授。主としてドイツ哲学およびフランス哲学を研究し、ここ十年は現代の政治哲学に関心を向ける。主な著書として『経験と存在―カントの超越論的哲学の帰趨』(東京大学出版会、2002年、303頁)、『近代哲学の射程―有限と無限のあいだ』(放送大学教育振興会、2003年、236頁)、『知覚・言語・存在―メルロ=ポンティ哲学との対話』(九州大学出版会、2014年、418頁)、『デカルトとカント―人間・自然・神をめぐる争い』(北樹出版、2015年、235頁)、論文「哲学と政治―ハンナ・アーレントの行為論に即して―」(2017年)、論文「カントの超越論的哲学からアーレントの政治哲学へ―根源悪と人権概念をめぐって―」(2018年)など。