百人一首の女歌人たち 8月

  • 今井 明(福岡女子大学名誉教授)
講師詳細

 前回は『百人一首』の問題点と和泉式部についてお話ししましたので、8月の第2回目の講座は式子内親王を中心にお話を進めます。式子は内親王という高貴な女性にもかかわらず、「百首歌」を詠み続けました。「玉の緒よ」の名作もその中の一首です。さて、ではこの歌は恋に苦しむ「女性」(内親王自身?)の独白なのでしょうか。和泉式部の「百首歌」の表現方法も振り返りながら、式子内親王の和歌の世界を味わってみましょう。

お申し込み
日程
2020/8/24
曜日・時間
月曜 10:30~12:00
回数
1回
受講料(税込)
会員 2,640円 一般 3,410円
設備費(税込)
110円
持ち物など
筆記用具をお持ちください。

※受講手続きは事前にお済ませ下さい。当日入金は、受講料に200(税別)円を加えた金額で承ります。
※設備費は、教室維持費です。

講師詳細

今井 明(イマイ アキラ)
1983年3月  早稲田大学大学院文学研究科日本文学専攻博士課程前期修了(文学修士)
1987年3月 早稲田大学大学院文学研究科日本文学専攻博士課程後期単位取得満期退学
1988年4月 鹿児島短期大学専任講師(国文学担当)(1991年3月まで)
1991年4月 鹿児島短期大学助教授(国文学担当)(1992年3月まで)
1992年4月 福岡女子大学文学部助教授(国文学担当)(1997年3月まで)
1992年4月 福岡教育大学教育学部(非常勤)講師(中世文学・日本古典文学演習Ⅰ)(1997年3月まで)
1993年4月 筑紫女学園大学(非常勤)講師(現在に至る)
1997年4月 福岡女子大学文学部教授(国文学担当)(現在に至る)
日本の文学は中世を迎えて、その性格を大きく変化させていく。「生活を楽しむ情趣的な」文学から、「自律的な世界を内包した」文芸を追求するようになる。そのような変化からうかがわれる「中世文学」の批評精神はどのようなものであったのか、また具体的にはどのような作品が生み出され、それらは現代においてどのような意義を持つのか、といった問題について研究してきた。
研究は、中世の和歌を重点的に進めてきた。「和歌」は文学的な意義だけでなく、文化が集積する「場」としての面も重視しなければならないので、中世の文化観や歴史観についても発言をしてきた。また、九州は古典文学関係の文献を豊富に伝えており、資料の発掘・紹介にも努めてきた。