道真と白楽天

  • 東 茂美講師
  • 東 茂美(福岡女学院大学教授)

 渤(ぼつ)海(かい)国からやってきた大使の裴頲(はいてい)は、饗宴での接待役だった道真が披露した詩を、「白楽天に似たり」と絶賛した。元慶7年(883)、道真39歳である。このこともあり、宮中では妬み嫉みをかって手酷いバッシングをうけることになるのだが、「白楽天に似たり」とは、道真にとって、まさに最高の賛辞だったにちがいない。
 もうかれこれ30年にもなろうとしているが、その当時、武漢からはじめて来日した畏友某が、『菅家文草』『菅家後集』を読んでいて、「一流だ」「一流だ」とほめていたのを思い出す。彼は中国古典文学の研究者であり、詩人でもある。
「まるで裴頲(はいてい)みたいだね」と笑いあったものだった。
 ここでは、菅公詩の数篇を鑑賞するにとどまるが、白楽天の作品も視座にすることで、八・九世紀の東アジアにひろがっていた、文人詩の魅力を語ってみようと思う。

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日程
2021/2/8
曜日・時間
月曜 10:00~12:00
回数
1回
受講料(税込)
会員 2,640円 一般 3,410円
設備費(税込)
110円
持ち物など
筆記用具をお持ちください。

※受講手続きは事前にお済ませ下さい。当日入金は、受講料に200(税別)円を加えた金額で承ります。
※設備費は、教室維持費です。