家庭の中の道真 夫として、父として
  • 教室開催

  • 東 茂美講師
  • 東 茂美(福岡女学院大学名誉教授)

 詩臣として多くの宮廷詩を詠う道真ですが、かの白楽天と同じように家庭をもまた詠っていて、ぜひ鑑賞したいものです。広く知られる「寒早十首」には、迫る冬の寒さに身をよせあう、飢えた家族のすがたが描かれています。もちろん、自身の家庭も描いていて、遠国讃岐の任地にあって、「子に言ふ」では「男(をのこご)は愚にして女(むすめ)は醜し、天に稟(う)けたる姿ならくのみ」と子の出来のわるさをぼやきながらも、「家書を読みて歎(なげ)かるることあり」では、都にいる子のひとりが病気だと聞いて、たいそう心配しています。筑紫の地にともなったのは、おさない女の子と年下の男の子。「少(をさな)き男女を慰む」にも、ふれたいと思います。男の子は菅公が没する前年の夏に夭逝したらしいのですが、やがて父も亡くなりひとりぽっちになった女の子は、その後どうなったのでしょうか?気になるところです。

お申し込み
日程
2022/5/30
曜日・時間
月曜 10:00~12:00
回数
1回
受講料(税込)
会員 2,860円 一般 3,630円
設備費(税込)
110円
持ち物など
筆記用具をお持ちください。

※受講手続きは事前にお済ませ下さい。当日入金は、受講料に220(税込)円を加えた金額で承ります。
※設備費は、教室維持費です。