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20世紀のフランス文学【教室受講】 ーカミュ『転落』ー
  • 教室開催

  • 安藤 智子(九州大学基幹教育院非常勤講師)
講師詳細

 今期はアルベール・カミュの中編小説『転落』を6ヶ月かけて読んでいきます。暗い運河の町アムステルダムに流れ着いた男が、自分の身の上を饒舌に語りながら、聞き手である読者をもその世界に巻き込んでいく――。人間の罪と救いを問う凝縮された物語であり、カミュがそれまでに著した『異邦人』や『ペスト』と関連する主題もあります。演劇的な語りの手法やキリスト教的イメージの多用について理解を深めながら、人間の本質を探るカミュの眼差しはどこへ行き着くのか、ともに考えていきましょう。翻訳で読み進め、必要に応じて原文のニュアンスを解説します。

 

この講座は、ご入会が必要です。会員でない方は、ご入会の手続きをお願いいたします。

お申し込み
日程
2023/4/24, 5/22, 6/26
曜日・時間
第4 月曜 14:00~15:30
回数
3回
受講料(税込)
会員 7,920円 
設備費(税込)
660円
持ち物など
新潮文庫『転落・追放と王国』大久保敏彦、窪田啓作訳 をテキストとして使用します。各自ご持参ください。
筆記用具をお持ちください。


※設備費は、教室維持費です。
※継続受講の方は、当月に入ってからのご入金は窓口でのお支払いをお願いします。

講師詳細

安藤 智子(アンドウ トモコ)
九州大学、西南学院大学ほか非常勤講師。九州大学大学院修士課程修了、パリ第四ソルボンヌ大学博士課程修了。専門は20世紀フランス文学、主にカミュ。2016年度日本フランス語フランス文学会奨励賞受賞。