仙人のいる場所 古代の詩歌における吉野「龍門」のイメージ

  • 田中 真理(九州産業大学講師)
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 奈良県宇陀市と吉野町の境にある「龍門」(龍門岳・龍門寺)は、仙境として知られた地です。三人の仙人がいることや、仙人が雲に乗って空を飛ぶ話で有名で、平安時代には、宇多天皇が、菅原道真らを伴って、吉野の宮滝と龍門寺を訪れています。百人一首で有名な、菅原道真の歌、「このたびは 幣もとりあへず 手向山 紅葉の錦 神のまにまに」は、この行幸の時に詠まれました。「龍門」は、詩歌ではどのように詠まれているのでしょうか?葛野王や道真、また、百人一首でも有名な女性歌人の伊勢の作品を音読しながら味わうとともに、仙人の伝説についても詳しくご紹介します。

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日程
2021/4/30
曜日・時間
金曜 10:30~12:00
回数
1回
受講料(税込)
会員 2,640円 一般 3,410円
教材費(税込)
-
設備費(税込)
110円
持ち物など
筆記用具

※受講手続きは事前にお済ませ下さい。当日入金は、受講料に200(税別)円を加えた金額で承ります。
※設備費は、教室維持費です。

講師詳細

田中 真理(タナカ マリ)
熊本県出身。九州大学文学部卒業、筑波大学大学院人文社会科学研究科(文芸・言語専攻)博士課程修了、学位取得(博士(文学))。常磐大学コミュニティ振興学部を経て、九州産業大学基礎教育センター(現職)で日本文学及び国語関係科目を教える。古代歌謡から『万葉集』までの対の表現や景物表現について、通時的観点から研究を積み重ねている。主な著作に、「『萬葉集』における対句表現」(学位論文、単著、2008.3)、「記紀歌謡の対句表現─進行形式における時間と空間─」(単著、「日本語と日本文学」46、2008.3)、「山上憶良の叙述の方法─対句表現と指示語の関連─」(単著、「日本語と日本文学」45、2008.8)等。