「フランス美術」講座(6月) 「ギュスターブ・モローのサロメ~宮殿と女性と装飾」

  • 武末祐子講師
  • 武末 祐子(西南学院大学外国語学部外国語学科 教授)
講師詳細

 2019年福岡市立美術館で開催された「ギュスターブ・モロー展」に行ったとき、モローの「出現」と題された作品の迫力に圧倒された。142×103cmの巨大とはいえない人間の身長ぐらいのキャンバスであったが、そこには不思議なオーラが立ち上がっていた。それは何だったろう。
モローには特に聖書の小物語サロメを描いた作品群がある。「出現」と呼ばれる作品は、一見しただけでは、画面の中央の光の中に浮かんでいる首を美しい女性が指さしている、意味がよくわからない絵画である。19世紀後半にこのような歴史画を描いたモローの作品をどのように読み取るか、一視点を提案してみたい。そこに描かれている人物と背景と装飾の関係の不思議さに注目することになろう。

お申し込み
日程
2020/6/12
曜日・時間
第2週 金曜 10:30~12:00
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,190円 一般 3,520円
設備費(税込)
110円
持ち物など
筆記用具をお持ちください。


講師詳細

武末 祐子(タケマツ ユウコ)
西南学院大学文学部外国語学科フランス語専攻教授。西南学院大学卒業。1986年~1987年、フランス政府給費留学生。1987年、グルノーブル第3大学フランス文学研究科DRS(博士)。1995年、パリ・ソルボンヌ第4大学DEA取得。専門は、フランス19世紀文学。研究テーマはグロテスク美学。著書は『グロテスク・美のイメージ―ドムス・アウレアからフロベールまで』(春風社)など。フランス語教育にも関心があり、論文執筆・発表を行っている。