神話のはじまりを探る ギリシアと日本の神々に見る

  • パルテノン神殿
  • ヘラ神殿
  • ③「バーンとアフロディテ」アテネ国立博物館
  • 安永 信二(九州産業大学名誉教授)
講師詳細

 神話学あるいは比較神話学という学問は、心理学、文化人類学、考古学、歴史学、言語学などのさまざまな学問分野と結びつき、19世紀から本格的に進められてきました。今ではたくさんの学説が出され、どれが真実なのかわからない状態となっています。この講義では、古代ギリシア史を専門とする講師が、ギリシア神話を中心にできるだけ具体的な神話を紹介しつつ、日本の神話についても考えてみるつもりです。
1)7月13日 神話のはじまり
 世界各地に残されている神話の中で、もっとも有名なのはギリシア神話です。ギリシア神話は多くの国に伝わったことでも知られていますが、ギリシア神話自体、何かをもとに作られた可能性があります。この回では、インドやメソポタミアの神話、そしてギリシアの歴史に神話の「ネタ」となったものがあることを紹介します。
2)8月10日 神話の変遷
 古代ギリシアには、神話に関する本がたくさん書かれました。もっとも古いものは、前700年前後とされるホメロスの『イリアス』『オデュッセイア』とヘシオドスの『神統記』です。しかし、我々が知っているギリシア神話の多くは、それよりも数百年後の時代に書かれたものが少なくありません。この回では、ギリシア神話がどのように変化していったのかを見ていくつもりです。
3)9月14日 神話の伝播
 ギリシア神話と日本神話には類似点が多くあることは、よく知られています。「比較神話学」という分野では緻密で詳細な研究が続けられていますが、この回では、ヤマタノオロチとヒュドラなど、どのような神話がいかなる点で似ているのかを紹介するとともに、日本の神話がギリシア神話と似ている理由について考えてみます。

この講座は、ご入会が必要です。会員でない方は、ご入会の手続きをお願いいたします。

お申し込み

注意事項

5月11日の振替日は、8月10日です。

日程
2020/7/13, 8/10, 9/14
曜日・時間
第2週 月曜 10:30~12:00
回数
3回
受講料(税込)
会員 7,920円 
設備費(税込)
330円
持ち物など
筆記用具をお持ちください。


講師詳細

安永 信二(ヤスナガ シンジ)
元九州産業大学国際文化学部教授。上智大学大学院博士後期課程単位取得退学(文学修士)。専門は、古代ギリシア史。『美神ヴィーナスとギリシア・ローマの女たち』『ギリシャ神話』(ともに新人物従来社)など神話・女性史関する著書、また古代の暦法についても論文・報告多数。「長崎ヨーロッパ文化研究会」会長。