貝づくし考古学partⅡ①  縄文と弥生の貝輪習俗
  • 教室・オンライン同時開催

  • ゴホウラ貝輪の装着(弥生時代)
  • 忍澤 成視(市原市教育委員会文化財課 主幹)
講師詳細

令和4(2022)年度は、「南島の貝に魅せられた縄文人と弥生人」をテーマに講座を進めて参ります。
考古学の専門用語に「貝輪」という言葉があります。貝の腕輪の略語で、今でいうブレスレット。現代人には馴染み深く、ブランドものの金蔵や宝石製のものを日常的に身に着ける女性、パワーストーンと称する数珠状のブレスレットを好んで装着する男性を見かけます。腕時計も、近年ではブレスレットに近い感覚で着けられているのかもしれません。
さて、腕輪を身に着ける習慣は、縄文時代の初めから、古墳時代の終わりまで続きます。初期には、動物の骨やイノシシの牙、粘土を焼いたもの、植物質のものも使われましたが、圧倒的に多いのが貝製で、最も長く使われ続けました。ブレスレットの形に加工しやすく、貝種の選択によって様々な大きさ・形態・色合いのものが生みだせることがその要因でした。
日本列島は周囲を海で囲まれた島国、しかも黒潮の影響で高緯度地域にまで高水温の海が広がり、世界的にも珍しい多様な貝が生息しているため、これらを使った独特の「貝輪文化」が展開しました。とくに、縄文と弥生のそれは対照的です。これらを研究することから、古代人が貝輪に込めた想いを解き明かします。


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日程
2022/7/25
曜日・時間
第4週 月曜 15:30~17:00
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,300円 一般 4,400円
設備費(税込)
165円

講師詳細

忍澤 成視(オシザワ ナルミ)
1962年、千葉県船橋市生まれ。1988年3月、早稲田大学大学院文学研究科考古学専攻 修士課程修了。2021年、「第46回藤森栄一賞」受賞。1989年4月、市原市役所に学芸員採用。財団法人市原市文化財センター、市原市埋蔵文化財調査センターにおいて、主に縄文時代の貝塚調査や整理報告を担当。また文化財活用事業として、出土遺物の分析・研究成果に基づく「貝輪づくり」、「貝アクセサリーづくり」を考案、東北から九州まで全国各地の自治体や博物館において講座を実施し普及に努める。小学生の頃、考古学の道に進むきっかけとなった江戸時代の玩具「泥めんこ」コレクションを用い、親子対象の「泥めんこ作り体験」の指導もおこなう。
2015年、ふるさと文化課勤務を機に、「養老川流域田淵の地磁気逆転地層」を担当、77万年前の地質時代の世界へ。当該地層は2018年に国の天然記念物指定、2020年には国際境界模式地GSSPに認定、地質時代区分名称がチバニアンとして決定、に関わった。現在、令和4年開館予定の「市原歴史博物館」建設に向け陣頭指揮をとる。ライフワークは、日本列島における「オオツタノハ研究」。生物学・考古学的視点から、人とこの貝の6千年におよぶ関わりの謎に挑む。調査のための種子島通いは10年におよぶ。日本考古学協会、漂着物学会、日本貝類学会所属。趣味は、オープンウォータースイミング・サーフィン、ビーチコーミング。
●主な編著書:「骨角器の研究 縄文篇Ⅰ・Ⅱ」考古民俗叢書22・23 慶友社(共著) 1986
「貝の考古学」ものが語る歴史22 同成社 2011 
「房総の縄文大貝塚―西広貝塚―」シリーズ遺跡を学ぶ80 新泉社 2011
「縄文の奇跡! 東名遺跡」雄山閣(共著) 2018
ほか、論文多数。