平安貴族の日常に触れる 「小右記」から

  • 野口孝子講師
  • 野口 孝子(同志社女子大学講師)
講師詳細

 『小右記』は右大臣藤原実資の日記で、基本的に男性中心の政治や年中行事に関することが多く記されています。
 新型コロナウィルスは多くの人の命を奪い、人々の日常を不安に落とし入れています。平安京においても外来の疫病が周期的に襲い、死骸は道ばたに散乱し、退散の祈りは天空に谺しました。ちょうど1000年前にも同じような状況が起こり、それは九州において体を張って刀伊(中国北部の女真族)を撃退し、都に凱旋した藤原隆家(中宮定子の弟)が持って来たのではないか、と心無い陰口をたたかれました。病は人の心もむしばみます。『小右記』に記された病について見ていきます。

 7月 疫病神は西からやってくる ―平安京を襲う流行病
 8月 刀伊の入寇 ―大宰権帥藤原隆家の奮戦
 9月 藤原道長一族の病歴 ―基礎疾患は糖尿病?― 

お申し込み
日程
2020/9/5
曜日・時間
第1週 土曜 11:00~12:30
回数
1回
受講料(税込)
会員 2,970円 一般 3,190円
設備費(税込)
110円

講師詳細

野口 孝子(ノグチ タカコ)
早稲田大学卒。鹿児島大学大学院修了。専門は日本古代史。平安時代の邸宅相続や里内裏が主な研究テーマ。近年、平安時代の夜化に注目し「夜」の視点で平安京を見直している。2019年度まで同志社女子大学講師。