体験 漱石の漢詩 南画趣味時代を中心に
  • 教室開催

  • 黒田講師
  • 黒田 眞美子(元法政大学教授)
講師詳細

漱石の漢詩は、「日本人の漢語の詩として、めずらしくすぐれる」(吉川幸次郎『漱石詩注』序)と評価されています。ただ南画趣味時代の作は、単なる余技としか見られていません。ところが吟味してみると、それらの評価は「風流」の仮面に欺かれて、真の本質を理解していない結果に過ぎません。幼児期から培われた豊かな漢籍と南画趣味の蓄積が凝縮されて、彼の心情と理想を余すところなく表現しています。彼自身が描いた絵画を鑑賞しながら、諸篇が如何なる特質を有するか、考究したいと思います。

※レギュラー講座と合同で行います。

第1回:10/19(火)
序論として、当時の漱石の状況を説明し、漱石と南画との関わりについて解説する。
第2回:11/16(火)
南画時代の漢詩への評価を紹介して、それが妥当かどうかを問題提起し、「春日偶成」十首を中心に味読する。
第3回:12/21(火)
漱石自身が描いた自作の絵画とその題画詩を鑑賞して、彼の絵画観、ひいては芸術観を考察して、漢詩作品との関わりを究明する。

お申し込み
日程
2021/10/19
曜日・時間
第3週 火曜 15:30~17:00
回数
1回
受講料(税込)
会員 2,970円 一般 2,970円
設備費(税込)
110円
持ち物など
プリント教材使用のため、コピー代(現金のみ)
※レギュラー講座と合同で行います。

講師詳細

黒田 眞美子(クロダ マミコ)
くろだ・まみこ 東京大学大学院博士課程修了。元法政大学教授。博士(文学)。専門は、中国六朝唐代文学。主な論著:『韋應物詩論』(汲古書院)、「夏目漱石の中国文学受容」(『日本文學誌要』第95・96号)、共編『中国古典小説選』全12巻(明治書院)、『聊齋志異』(光文社古典新訳文庫)など。