• 見学可

漱石の漢詩 伊豆大患期の作を中心に

  • 黒田講師
  • 黒田 眞美子(元法政大学教授)
講師詳細

漱石の漢詩は、「日本人の漢語の詩として、めずらしくすぐれる」(吉川幸次郎『漱石詩注』序)と評価されている。伊豆大患期の作は、留学(1900年)及び帰国後十年の漢詩創作空白期を経て、突如再開された。吐血による「三十分の死」から生還した後の病臥中の諸篇である。その体験によって、詩境が著しく深化したと評される。諸作は、いかなる特質を有するか考究する。

第一回:1月19日(火)
 8月24日の「三十分の死」から1か月余りたち、秋が深まりつつある季節を背景に、
  微妙に変わりゆく漱石の感慨を自然との関りで読み解く。

第二回: 2月16日(火)
 秋の講座から続いていた絶句作品から律詩への転換について、
 二つの詩形を比較しながら、その特質を考察する。

第三回: 3月16日(火)
 伊豆期の作品に多い「夢」について、それは何を意味するのか究明する。
 豊かな想像力によって紡ぎ出される夢想は、小説作品とも関わるであろう。

この講座は、ご入会が必要です。会員でない方は、ご入会の手続きをお願いいたします。

お申し込み
日程
2021/1/19, 2/16, 3/16
曜日・時間
第3週 火曜 15:30~17:00
回数
3回
受講料(税込)
会員 8,910円 
設備費(税込)
330円
持ち物など
プリント教材使用のため、コピー代(現金のみ)

講師詳細

黒田 眞美子(クロダ マミコ)
くろだ・まみこ 東京大学大学院博士課程修了。元法政大学教授。博士(文学)。専門は、中国六朝唐代文学。主な論著:『韋應物詩論』(汲古書院)、「夏目漱石の中国文学受容」(『日本文學誌要』第95・96号)、共編『中国古典小説選』全12巻(明治書院)、『聊齋志異』(光文社古典新訳文庫)など。