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平安貴族の日常に触れる
- 教室開催
- 野口 孝子(公益財団法人古代学協会客員研究員)
『源氏物語』には、内裏の場面がよく出て来ますが、作者の紫式部は内裏に勤めたことはないようです。それでは式部の勤務先は何処でしょうか。それは里内裏と言われるところですが、平安京の何処にあったのでしょうか。
平安京は条坊といって東西・南北の大路小路で区切られています。式部の勤務地も条坊の中にあります。また通行路では、二条大路が最も賑わっていますが、ここは昼間だけでなく夜になっても騒がしい。百鬼夜行がでるのです。
条坊や里内裏の様子を、小野宮右大臣藤原実資の日記『小右記』から見ていきます。
7月2日
紫式部は内裏を知らない
―勤め先は里内裏―
8月6日
平安京のメインストリート二条大路
―平安京の条坊と大路小路―
9月3日
百鬼夜行に出会う夜
―内裏のまわりに出る百鬼たち―
- 日程
- 2022/7/2, 8/6, 9/3
- 曜日・時間
- 第1週 土曜 10:30~12:00
- 回数
- 3回
- 受講料(税込)
- 会員 9,900円
- 設備費(税込)
- 495円
- その他
- *2021年7月期から常設講座(朝日カルチャーセンターの会員対象講座)になりました。
講師詳細
- 野口 孝子(ノグチ タカコ)
- 早稲田大学卒。鹿児島大学大学院修了。専門は日本古代史。平安時代の邸宅相続や里内裏が主な研究テーマ。近年、平安時代の夜化に注目し「夜」の視点で平安京を見直している。2019年度まで同志社女子大学講師。