淀川流域の中期古墳 前方後円墳を中心にして

  • 広瀬 和雄(国立歴史民俗博物館名誉教授)
講師詳細

淀川右岸には中期になると、巨大前方後円墳の太田茶臼山(継体陵)古墳が数基の「陪冢」を随伴して造営されます。その周囲には中小の帆立貝形前方後円墳や群集墳がつくられ、一個の階層構成型古墳群を形づくっています。あたかも古市古墳群や百舌鳥古墳群の一つのユニットを切りとったかのように。そのほかにも長持形石棺をもった前塚古墳や、中期の前方後方墳としては希有な弁天山D2号墳、多量の武器・武具を副葬していた豊中大塚古墳などもあって、多士済々といった様相を呈しています。その史的意義について考えてみるのが、この講義の目的です。

お申し込み
日程
2019/10/18, 11/15, 12/20
曜日・時間
第3週 金曜 13:00~14:30
回数
3回
受講料(税込)
会員 8,250円 一般 9,570円
持ち物など
筆記用具
初回に資料を配布します。(実費)
その他
窓口でお手続きされる方は、2番のちらしをご覧ください。

講師詳細

広瀬 和雄(ヒロセ カズオ)
1947年京都府生まれ。同志社大学卒業。日本考古学専攻(弥生・古墳時代の政治構造の研究)。文学博士(大阪大学)。大阪府教育委員会や大阪府立弥生文化博物館での勤務、奈良女子大学大学院教授、国立歴史民俗博物館教授を経て現職。主な著書に『古墳時代政治構造の研究』(塙書房、2007年)、『日本考古学の通説を問う』(洋泉社新書、2003年)、『前方後円墳国家』(角川選書、2003年)、『前方後円墳の世界』(岩波新書、2010 年)、『カミ観念と古代国家』(角川叢書、2010年)など。共編著に『季刊 考古学 117号』(雄山閣、2011年)、『古墳時代〈上〉〈下〉』(青木書店、2011年)など。