聖書の世界 キリスト教の聖書のメッセージと現代人の精神状況

  • 松木 真一(関西学院大学元教授・神学博士)
講師詳細

人類とその歴史に大きなそして深い影響を与えてきたキリスト教の『聖書』とは一体どのような書物なのか。聖書(旧約聖書と新約聖書)の古典としての成り立ち(成立事情)と、聖書の中の各文書(創世記、出エジプト記、詩篇、福音書、パウロの手紙など全66文書)の語るメッセージや思想を詳しく学びながら、特に現代に生きる私たち自身の存在や人生、また精神や内面にどのような意味や意義を持っているのか、できる限り具体的に判りやすく明らかにしたいと思います。



【今期の内容】
キリスト教の信仰、キリスト信者(クリスチャン)について。信仰に拠る確かな生き生きとした生き方、人生、信仰者のあり方を、聖書の語る信仰論にたずね求め、律法と福音、行為(わざ)と信仰の関係を明らかにしつつ、クリスチャン(キリスト者)としての祈りの生活や生き方(倫理)についても深く考えてみたいと思います。
キリスト教の聖霊論について。昔から繰り返される「霊魂論か機械論か」の議論(キリスト教的生命観と科学的生命観の絡み合い)。いかなる生命現象も遺伝子という物質から機械論的に解明できるようになった現代、聖書の「聖霊」に関するテキストを解釈することによってその聖霊の働きとしてのキリスト者存在の誕生、教会(信仰共同体)の成立、さらに社会、世界、歴史への働きのわざについても具体的現実的に考えてみたいと思います。
キリスト教の終末論について。死後の世界はあるのか?死んだあとは?永遠の命とは?万物の終わりとは?などの永遠のテーマを抱きながら、聖書の語る終末思想を正しく解釈することを目指すとと共に「永遠」とは単なる未来予想図ではなく、現在の経験、永遠の現在(永遠の今The Eternal Now、ティリッヒ)として、生死を超えるもの、従って無やニヒリズムを超克する希望に満ちた経験(神の国の終末論的現在)であることを、聖書を通して豊かに学びたいと思います。

この講座は、ご入会が必要です。会員でない方は、ご入会の手続きをお願いいたします。

お申し込み
日程
2020/6/27, 7/11, 7/25, 8/22, 9/12, 9/26
曜日・時間
第2・4 土曜 10:15~12:15
回数
6回
受講料(税込)
会員 16,500円 
設備費(税込)
660円
持ち物など
お持ちであれば新約聖書・旧約聖書をご持参ください。
※設備費は教室維持費です。
その他
【日程変更】新型コロナウイルスの影響で、今期は6/27から開講します(最終日は9/26)。また、8月は第4土曜のみとなります。日程にご注意ください。
◆定期講座「文学・宗教・哲学」ちらし3-B番で詳細をご確認ください。
◆今期から時間が15分繰り上がって10:15~12:15に、教室が3番教室(前期までは1番教室)に変更となります。時間と教室にもご注意ください。


講師詳細

松木 真一(マツキ シンイチ)
関西学院大学神学部研究科修士課程修了。京都大学文学部を経てチューリヒ大学留学。関西学院大学元教授。