淀川流域の後期古墳 前方後円墳を中心にして

  • 広瀬 和雄(国立歴史民俗博物館名誉教授)
講師詳細

「真の継体陵」とも言われる今城塚古墳。6世紀の大王墓として大方の研究者が認めるこの巨大古墳の中堤には「埴輪群像」が設けられ、そこには前方後円墳の本質に迫るための手がかりが秘められています。そして、勝福寺古墳や海北塚古墳のような古式の石室にはじまり、鉢塚古墳や耳原古墳のような巨石墳、終末期の夾紵棺をおさめた阿武山古墳にいたるまで、横穴式石室の変遷が辿れます。さらには、塚原古墳群や塚脇古墳群といった群集墳も築かれます。このような淀川右岸域の後期古墳の実態を紹介しながら、6~7世紀の歴史的背景をひもといていこうというのが、今回の講義の目的です。

お申し込み
日程
2020/1/17, 2/21, 3/20
曜日・時間
第3週 金曜 13:00~14:30
回数
3回
受講料(税込)
会員 8,250円 一般 9,570円
持ち物など
筆記用具
初回に3回分の資料を配布します。(実費)
その他
窓口でお手続きされる方は、2番のちらしをご覧ください。

講師詳細

広瀬 和雄(ヒロセ カズオ)
1947年京都府生まれ。同志社大学卒業。日本考古学専攻(弥生・古墳時代の政治構造の研究)。文学博士(大阪大学)。大阪府教育委員会や大阪府立弥生文化博物館での勤務、奈良女子大学大学院教授、国立歴史民俗博物館教授を経て現職。主な著書に『古墳時代政治構造の研究』(塙書房、2007年)、『日本考古学の通説を問う』(洋泉社新書、2003年)、『前方後円墳国家』(角川選書、2003年)、『前方後円墳の世界』(岩波新書、2010 年)、『カミ観念と古代国家』(角川叢書、2010年)など。共編著に『季刊 考古学 117号』(雄山閣、2011年)、『古墳時代〈上〉〈下〉』(青木書店、2011年)など。