
じっくり学ぶ現代物理学の基礎 ―場の量子論― 第4回 量子場の導入
「ものは何からできているのだろう?」この素朴な疑問に対する現代物理学の答えが【量子場】です。このアイディアに到達したおかげで、我々人類は、素粒子の性質や物質のミクロな特性、更には、宇宙が生まれた直後に起きた出来事にまで理解が及ぶようになりました。
この一連の講座では、この魅力的な理論を理解するために、必要となる物理や数学を、板書を使ってゆっくりと、順を追って積み上げていきます。最終的な目標は、進度にも依りますが、素粒子物理学の到達点、素粒子標準模型に据えることにしましょう。
第4回目となる今回は、クラスター分解原理と呼ばれるごく自然な仮定から、複数の量子を取り扱うために「量子場」の概念が必然的に登場する様子を解説します。(講師・記)
※収録時に教室で配布された資料の修正版を、アーカイブ動画ご購入者へ配布いたします。
※本動画の視聴可能期間は、ご購入から30日間です。期間中は繰り返しご視聴いただけます。
<これまでのテーマと今後の予定>
量子場を本質的に理解するために、数式をいとわずに、基礎から順を追って積み上げます。過去の回を朝カルアーカイブや講座で聴講の上ご視聴ください。質問や議論を交えながら、参加者の理解度に合わせて進むペースを調整しますので、予定していた内容まで進まないこともあります。予めご了承下さい。
第1回 量子状態の表し方
第2回 相対性理論と量子の状態 〜対称性から言える事〜
第3回 ローレンツ変換と1粒子状態
第4回 量子場の導入 (今回)
第5回 量子場の構成 2023年2月
第6回 量子場が従う力学 2023年4月
第7回 経路積分表示 2023年6月
第8回 量子的な電磁気学 2023年8月
以降も継続予定
講師
慶応義塾大学教授・松浦 壮
詳細
- 収録日
- 2022年12月18日(日)
- 販売期間
- 2025年01月23日(木) まで
- 時間
- 180分
※価格は税込みです。
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